2年ほど失礼していた青花の会骨董市に
今年は参加させて頂くことになりました。 花徑の7日ー8日(7日から販売)推奨品は三十三間堂伝来佛手2点(鎌倉時代) 9日(9日から販売)推奨品は十一面観音小金銅佛(高約5.3cm 鎌倉時代)です。 https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2024.html 日時 6月7日(金)16−19時 *内覧会(青花会員及び御招待者)・販売有 6月8日(土)11−18時 6月9日(日)11−17時 会場 √K Contemporary|東京都新宿区南町6 入場料 1000円 *2日間(6月8・9日)共通・小冊子付・再入場可 *青花会員は無料です *入場券は8日午前11時より会場受付で販売します 招待券が少しありますのでご希望の方はメールかフォームで お知らせください。(なくなり次第終了) 翌日は永平寺線に乗って永平寺へ。 永平寺線は単線。永平寺口駅の駅舎がかわいい。 深山に点在する伽藍を想像していたが、 全ての建物は回廊で繋がっている。 永平寺線はガラガラだったのに境内は観光客でいっぱい。 回廊を大事そうに物を運ぶ若い僧などが可愛らしいが、撮影禁止。 宝物庫にあった平安仏は照明ライトが切れていてよく見えない。 門前の蕎麦屋で越前そばをいただく。 勝沼駅までバスで戻り、荷物を受け取って予約したタクシーを待つ。 ところがGWと恐竜博物館のため、タクシーがなかなか来ない。 約束の時間をだいぶオーバーしてやっと辻観音堂近くに辿り着き、 タクシーを降りてどこかな、ときょろきょろしていると、 観音堂の扉を開けてにこにこと立っているご夫妻を見つけた。 お二人は90を超えているのだそうで、ずいぶんお待たせしたことを申し訳なく思う。 辻観音堂には白山平泉寺全盛時代の数少ない遺仏の一つ。 平泉寺は48社36堂のほか6千の坊院が立ち並ぶ一大宗教であったが 天正2年(1574年)の一向一揆の兵火により焼失した。 (頂いた平泉寺「辻観音堂」縁起より抜粋。 地中から発見され「厄除け觀音」として信仰を集めたという 聖観音は穏やかで優しく微笑んでいる。 ご夫妻と記念写真を撮らせていただく。 帰ってから簡単な礼状をお送りすると、 来年は33年に一度の平泉寺ご開帳があるのでまた来てください、との 嬉しいお返事をいただく。 平泉寺に向かう。 平泉寺のサイトでは美しい苔むす境内が印象的ではあったが、 お堂も仏像もないなぁ、時間がなかったら割愛しようとまで思っていたが、 歴史的にもとんでもなく素晴らしい寺。 礎石しか残らずとも往時の空気が漂っているように感じる。 上の画像は白山神社拝殿。 訪ねた寺々では白山信仰、そして泰澄和尚という名前を何度も聞く。 泰澄は越知山で修行を行っていたが、 林泉に降り立った貴女にお告げにより禁足地であった白山に初めて分け入り、 山頂に出現した龍神が十一面観音であることを見抜き、 別山でも神々の本地を出現させた。 全国に広まった泰澄の霊験譚により平泉寺は白山信仰の中核寺院として認識されてゆく。 (白山平泉寺歴史探遊館 まほろば 解説シートより抜粋、要約) タクシーの運転手さんから聞いた発掘された中世の石畳を探す。 平成元年から始まった発掘調査で 六千坊と呼ばれる広大な坊院の間に河原石を敷き詰めた石畳の道が確認された。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 旧友たちとの恒例のGW旅行。 恐竜博物館で発掘体験がしたいというので、 今年は再び福井旅行にして毎度参考にする至文堂「仏像を旅する」でピックアップした 八坂神社、朝日山福通寺、大谷寺を回る。 ところが、八坂神社さんにお電話するとなんと神像二体が今年重文指定されて 東京国立博物館に展示されている、というので旅行前に急いで拝観に行く。 牛頭天王は威風堂々、一番いいところにドーンと展示されていた。 珍しい十一面を頂く女神像と夫婦といわれているとのこと。 天冠台などはまったく同じ形状をしている。 神主さんの奥様が境内の草むしりをしながら待っていてくださった。 収蔵庫には平安仏の他、光背、返花などが保管されている。 諸像は旧社殿の内陣床下に安置されていたのを昭和に入って発見された。 東京国立博物館で展示されていた牛頭天王は御神体なので 今後も拝観はできないのだそう。 奥様は御神体を展示することに少し抵抗を感じていらした。 今は鄙びた神社もかつては応神寺七坊の堂塔が甍をつらね殷盛を極めたが、 織田信長の兵火で灰燼に帰した。 以下は八坂神社で購入したポストカード。 次に伺ったのは朝日山福通寺。 お年をめしたご住職の奥様がお堂を開けてくださる。 私たちが拝観している間、お堂の隅にぺたりと小さく座って にこにこしていらっしゃる。 近年、境内の大木が何本か倒れ、日当たりが良くなりすぎたのだそう。 最後に訪れた大谷寺。
どこで勘違いされたか、私たちを研究者と思われ、 大変に丁寧なご説明を受ける。 お寺の維持に大変ご苦労されているよう。 宝物を維持するために改装などなされ、 いささか雑然としていたが、遠くから見て木彫かと思っていた鎌倉の坐像は みな金銅佛でその大きさに驚く。 白山信仰の重要寺院であったらしい。. 今年のアートアンティークでの花徑のチャリティ入札会は、有元利夫のエッチングです。
裏面に貼られた弥生画廊のシールにより『TOSIO ARIMOTO NOTEBOOK1985』の銅版画集の中の一葉であることがあることがわかります。 有元氏に確かめようもありませんが、個人的には元時代の画家、銭選の宮女図をオマージュしたのではないかと思っています。左右反転は版画だから? 画像はWikipediaより。会期前よりご入札いただけます。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 成城大学の芸術学科ゼミナールの課外授業で
学生の皆さんがいらしてくださり、 その様子がYouTubeで公開されています。 楽しそうにしている様子が見られてほっとしました。 ありがとうございました! youtu.be/7w_m_0cTsXU?si=PB6rKrqSY9jRWiNT 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 今年もまた東京アートアンティークの季節が近づいてきました。
花徑ではひさしぶりに「野の花のための花器」展をいたします。 お出かけいただけましたら幸甚です。 https://www.tokyoartantiques.com/ 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 あっというまに1月も中旬を過ぎようとしています。
遅ればせながら本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年、京都にいる間に観られなかった、そして展覧会開催前日に行ってしまった 「みちのくいとしい仏たち」を観てきました。 平安の仏は素朴ながら素晴らしいことは当然ですが、 ほとんどは近世に造られた仏たち。 愛嬌があって笑っちゃうんですが、解説を読むと当時の人々の切なる思いが伝わり 泣けてきました。 2月12日まで。 https://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 池之端にあった東京長浜観音堂が
花徑から徒歩5〜6分くらいのところに引っ越してきていました。 「観音の里」と呼ばれる長浜からかわるがわるおでましいただき東京で拝観できる観音堂です。 今回の薬師如来像は明日までの展示。 次回は2月1日から珍しい千手千足観音が展示されるそうです。 https://kannonnagahama.wixsite.com/website-1 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 お客様に教えていただき、神奈川県立歴史博物館で開催されていた
「足柄の仏像」展をぎりぎり最終日に観てきました。 伊豆に残る仏像、仏教遺物にも驚きましたが、 西湘と呼ばれる足柄地方にもこんなに素晴らしい神像、仏像があるのですね。 普段は見られない秘仏、神像が多く展示され、 護ってきた地域の人たちへの敬意あふれる解説に 心から感動しました。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 ポスターのイメージ通り、名品が押すな押すなの大混雑。
疲れました。。。 でも土日祝は予約制のせいか会場はそれほど混んでなく、 特に後半はみんなくたびれ果てて、がらがら。 体力があればゆっくり見られます。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 たいへんご無沙汰しております。
酷暑の夏もやや衰えを見せ始めました。 今年も東美アートフェアの時期に合わせ MISEーnite展をいたします。 今年は7店舗が参加。 それぞれ開催日が異なりますので、 ホームページにてご確認ください。 https://misenite.weebly.com/ 当店のリーフレットも作りました。 ご希望の方にはお送りいたします。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 新宮の入り口で今出来の参詣曼荼羅を壁にかけて説いてくださる
ボランティアの方がいらして、謂れや伝説をお話しくださいます。 新宮のそばにあるゴトビキ岩が熊野三社のそもそもの御神体だと伺い、 雨だし、前に行ったし、と思っていましたが、 せめて入り口まで詣でようということになりました。 誰もいない石段は雨にけぶって、 いかにも神域らしい凄みを帯びています。 割愛しなくてよかった。 歩けなかった大日越と神倉神社には必ず埋め合わせに行こうと心に決めました。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 翌日は熊野川を舟で下りました。
平安の貴族も本宮を参拝した後、 熊野川を舟で下って新宮を訪れたのだそうです。 ゆったりした流れの熊野川から見る深淵な山々。 下りながら笛を吹いたり歌を詠んだりしたのでしょうね。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 2ヶ月も更新を怠っておりました。 皆様お元気にお過ごしのことと思います。 先月熊野古道を歩きました。 足の悪い友人もいたので比較的緩やかな中辺路。 発心門王子までバスに乗り、本宮に向かいます。 平安貴族らも歩いたそのほんの一部分ですが、 同じ空気を吸った気持ちがしました。 往時の熊野詣では多いときは一行300人だったそうで 雨の日もあったろうに、従者たちはいったいどこに寝たのだろうと思います。 ほんの3時間ほどの古道でも、 たどり着いた本宮の圧倒的な神々しさに息をのみました。 何日も命かけでたどり着いた人々は涙を流したことでしょう。 久しぶりに引っ張り出した登山用の靴が、 これから歩こうという時になって靴底が剥がれました。 友人が案内所でガムテープをもらってきてくれて ぐるぐる巻きに巻いてなんとか踏破。 ガイドさんによれば結構いるらしい、 と、お客様に話したら「ここにもいます」とおっしゃって、 やはり熊野古道で靴が壊れたのだそう。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。
今年も無事「東京アートアンティーク」が開催されます。
3年ぶり?に冊子も作られて 各店舗気合いの入った企画展が開催される模様。 花徑では1日先駆けて4月26日から 「白・色々」展をいたします。 インスタで展示品の一部もご紹介していく予定です。 お出かけいただけましたら幸甚です。 「白・色々」展 4/27(水)ー29(土)12:00-17:00 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。 有名だけど行ったことがなかった修禅寺に行きました。 宿の新井旅館は創業明治5年で建物の多くが国の登録有形文化財に指定されているとのこと。 文化人との交流が多く、安田靫彦設計の天平大浴場、横山大観のアトリエとして使われた別棟など、旅館の中だけでも見るところがたくさんあります。 泊まった部屋は高浜虚子滞在の間でした。 眼福だったのは修禅寺宝物殿の小さなケース。 空海が独鈷杵で岩を打ち砕いて湧出させた温泉として、 "独鈷の湯"と呼ばれて来た修善寺温泉の修禅寺裏山から 昭和36年に本当に独鈷杵が出て来たのだそうです。 驚いたことでしょうね。 宝物殿に飾られている独鈷杵は古式で空海所持にふさわしいものでした。 同時に出土した銅製香炉は4足という珍しいもの。 そして径10cmほどある緑釉の盃と盃台は六器なのだそうです。 以下の参考資料は「伊豆修善寺町の仏教遺物」より 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。
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