参加させていただいている吟行会で新宿の太宗寺に行きました。 閻魔の斎日には、年に一度の御開帳で閻魔堂が開放され 閻魔像、奪衣婆像が拝観できます。 いずれお会いする閻魔様にその節はよろしくと、あらかじめご挨拶するのだそうです。 巨大な閻魔像、奪衣婆像は怖いというよりちょっとユーモラスでしたが、 本堂で展示されていた観無量寿経曼荼羅は当麻寺の当麻曼荼羅を写したものだそうで、 江戸時代の作ながら見ごたえのある一幅でした。 また、同じく江戸時代の作者不明の十王図もとても手のいいもので、 「新宿ミニ博物館」と呼ばれているというのも納得です。 十王図部分。 地獄の池で妖虫に襲われる罪人たち。 気の毒ですが、虫が面白い。 阿弥陀経曼荼羅部分。 居並ぶ諸仏の後ろ頭がかわいい。 後ろから見ると頭光はこうなるのか? 画家の苦労がしのばれます。
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