今や美術品の写真家といえば 第一に六田知弘氏の名前が挙がるほどとなられましたが、 その昔、初めてお会いした頃に 「日本美術の名品をとる写真家になりたい」 とおっしゃっていたのを思い出します。 企画の立ち上げから足掛け8年、撮影に3年をかけた トーハクの名品、しかも六田さんがセレクトしたよりすぐりの名品の 写真集はまさに六田さんの夢が結晶した一冊になりました。 図禄等でお馴染みのものも、 まるでそこにあるかのような空気感で迫ってきます。 以前、「和楽」の日本美術の連載でお手伝いをさせて頂き、 出羽三山神社の鏡を撮らせていただいたことがありました。 撮影は神社の倉庫のようなところでさせていただきましたが、 用意した生地ではどうもしっくり来ず、 困ったなぁと思っていた所、 本棚の脇に立てかけてあったスチレンボードを発見。 白バックで撮った和鏡がとても素敵に撮れたのですが、 六田さんは今回も同じように白バックで美しく撮っていらっしゃいます。 当時を思い出し、懐かしく嬉しくなりました。 和楽旅録→https://www.kakei-jp.com/warakutabi.html トーハクのミュージアムショップやアマゾンで購入できます。 Mr.Tomohiro Muda has now become one of the most famous photographers specializing in Japanese art. His “Treasures of the Tokyo National Museum” is just released. He spent more than 7 years to take photos of the selected treasures from the treasures in Tokyo National Museum. Both Japanese and English versions are available. You can purchase via Tokyo National Museum or Amazon. 新着通信を更新しました。通信をご希望の方はGALLERYのページをご覧ください。
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