翌日は福島駅からバスで目的地へ。 目的地は、大きいの?小さいの?どっちなの? という小倉寺大蔵寺です。 バス停からこの看板までも、かなりの距離の上り坂です。 約束の時間に社務所で到着を告げると、ご住職は上でお待ちです、ということでした。 そそられる侘びた石段。 さらに続く侘びた参道。 石段の上に観音堂があり、本来ここにあった仏像のほとんどが収蔵庫に移されていて 3mの高さを誇る10世紀の千手観音像のほか、数多くの破損仏が収蔵されています。 下の画像は頂いたリーフレットより いそいで登っていくと、小杉放菴の描く良寛みたいなご住職が 大きな千手観音の脇に小さくぺたんと座って 先に来ていた拝観者にご説明をしていらっしゃいました。 本尊から始まって周りの破損仏の主だったものを丁寧にご説明くださり、 最後の仏像の説明が終わると、私たちのために最初から同じ説明をしてくださいました。 ご説明が終わるとニコニコとどこからですか?遠いところをよくいらっしゃいました、 というようなお言葉をかけてくださいました。 バスの時間に間に合わなくなりそうで、あわただしく失礼をすると、 「わしが長いことしゃべっとったから、、」と申し訳なさそうにおっしゃるので、 こちらも申し訳ない気持ちになりながら、バスまでの下り坂を大疾走しました。 同行の輩は私を振り返ることなく、どんどん前を走っていましたが、 横を過ぎていった車の人と窓越しに、何か話している。 車まで追いつくと、バス停まで乗せていってくださるとのこと。 なんと優しい福島の人々。おかげでバスに間に合いました。 モンドリアンみたいな水郡線。 12:20 福島発 東北本線
13:07 郡山着(待ち時間38分) 13:45 郡山発 水郡線(奥久慈清流ライン) 15:36 常陸大子着(待ち時間19分) 15:55 常陸大子発 17:14 水戸着 東京へ 2日目のほとんどは電車に乗っていました。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はEXHIBITSのページをご覧下さい。
0 コメント
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |