昔、就職活動中におみくじを引いたら凶が出た衝撃以来、 ほとんどおみくじを引いた事がなかったのですが、 同行の友人の「凶がでたらそっから上がるばっかりだからいいじゃない。」 というポジティブなお言葉を受けて、なるほどと引いてみましたら 大吉でしたので、結ばずにお財布に入れておきました。 神社に行くまでは大回りをしたのですが、帰りは駅まで近道をして戻り、 巡回バスでフォッサマグナミュージアムと長者ヶ原考古館に行きました。 フォッサマグナミュージアム 古代の海ケース ところが、フォッサマグナミュージアムで眼鏡がない事に気付きました。 これから交換会があるのに、眼鏡がないと困ります。 神社に戻って探すと言うと友人は、私は横にいたから落としたらわかる、絶対神社じゃない、 神社に行ったらお昼の時間がなくなる、と執拗に説得されるのを振り払い、 一人神社に戻り、歩いた通りを歩き直しました。 駅からの遠回りの道をもう一度歩き、 奴奈川神社の前を再度回りましたがありません。 がっかりしながら、広い砂利敷きの境内をぼんやり見渡すと、 天津神社のお賽銭箱の石段から少し下がったあたりに、なにやら異物が。。 あったー! なくした事を思えば安い事なので、お礼にお賽銭を多めに追加して戻りました。 友人に、大吉の運を使っちゃったね、と言われて、
ホントにそうだと思いながら、おみくじを見直すと、 "失せもの出がたし 下にあり” と書いてある! 中々見つからなかった眼鏡はまさに神社の下(もと)にありました。 予言的中です。おみくじってやっぱりこわい。 新着通信を更新しました。新着通信をご希望の方はEXHIBITSのページをご覧下さい。
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しばらくぶりの更新です。 遅くなりましたが青花の会にはたくさんの方にお出かけ頂きまして、ありがとうございました。 また大阪の地震で被害に遭われました方々にお見舞い申しあげます。 旅する交換会が糸魚川で開催されたので、 前から行きたかった奴奈川神社を訪れました。 奴奈川(ぬなかわ)は翡翠を産出する姫川のことで、 奴奈川神社には奴奈川姫、すなわち翡翠の勾玉の女神が祀られています。 糸魚川には奴奈川神社がいくつもあると聞いていたので、 事前に糸魚川の観光課に電話して確認しました。 糸魚川駅から歩いてほどない神社は清々しく美しい佇まいです。 社の前の案内板は文字が流れて読めません。 でも、なんとなくこのお社に奴奈川姫がいらっしゃるような気がしない。。 お社の後ろにまわってみると、大きな社に隠されるように小さなお社がありました。 なんの案内板もありませんでしたが、 奴奈川姫は絶対ここにいらっしゃる、と感じるお社です。 後で聞けば前の大きなお社は天津神社、天津神社の本殿の横に並ぶ小さなお社が 奴奈川神社なのだそうです。 大国主との神話で有名な奴奈川姫は、翡翠の一大産地を治める女帝と考えられていますが、 かわいい女神像のせいか可憐なイメージがあり、小さな奴奈川神社はそのイメージどおりのお社でした。 奴奈川姫神像(非公開) 「奴奈川姫とヒスイ文化」土田孝雄著 より複写 お花見を兼ねた吟行に参加させて頂き、清澄庭園に行きました。 都指定名勝に指定されているだけあって、美しい。 荒廃していた庭地を岩崎弥太郎が買い取り、整備を重ねながら今の形になったのだそうです。 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html 偶然みつけた深川飯の老舗「みや古」。 のれんを入れ込むところを滑り込み、おいしいあさり飯を頂きました。 まさに聖地といった趣きの水分神社。 姿が見えずとも確かに鎮座する神の存在を感じます。 中庭を囲む社は、匣のようでもあり、両手で抱くようでもあり、 そこにある"気”は、重くはないですが、動かずそこにある。。 そんな気持になります。 参拝者はほとんどいません。 見晴し台に行って来たおじさんが足早に一回りし、 写真を何枚か撮って出て行かれました。 そしてまた静かな空気が降りて来ます。 ショートカットな奥駈を登ると、ほどなく総本山金峰山寺に着きました。 国宝仁王門は平成の大修理中です。 蔵王堂前も工事中感が漂う。 何度も焼失と再建が繰り返され、現在の建築は天正年間だそうです。 堂内で使われている柱を調達するのが困難だったらしく、 様々な種類が使われ、しかも曲がったままの物が使われていると聞きました。 木造の古建築としては東大寺に次ぐ規模だそうです。 この中に巨大な蔵王権現が祀られています。(通常非公開) 見渡す吉野の山々。
この山々を自由に行き交うには、確かにあれくらい大きな蔵王権現である必要があります。 おかげ様でたくさんのお客様にお越し頂き、無事アートフェアを終える事ができました。 ありがとうございました いよいよ、いざ吉野へ。 車で回って下さるというありがたいお申し出をお断りし、 電車とバス、徒歩による、少々苦労する事を期待する方法を選びました。 同行の輩は"鉄オタ"なので旅程はよきにはからえの体。 彼女が乗り換え時間わずかの駅で、乗車券を電車に忘れてホームの端から端を猛ダッシュで往復した末、 乗車券はポケットにあった件、乗換駅の駅員が劇的に融通が利かず、 二人で激おこした件についての詳細は省きます。 車窓の吉野川。 いくつもの無人にちかい駅舎を通ります。 大きな駅舎の吉野駅。 桜の頃には人であふれるのでしょう。 吉野駅からはロープウエイに乗る予定。 シーズンオフとはいえ、閑散としているなぁ、と思ったら、 まさかの本日運休。 駅で聞けば、今年の初めから運休しているのだそうです。 いきなり期待通りの苦労する吉野参りとなりました。 七曲がりという名前のだらだら上る道を行く予定でしたが、 途中にショートカットできそうな小径があります。 後からわかりましたが、これが本来の奥駈の道でした。 つづく 吉野水分神社に行くために前日に奈良入りしました。
いつの間にか新築された春日大社宝物館では 「神が遺(のこ)した秘宝ー春日大社は平安の正倉院」展が開催されていました。 倉庫のようだった宝物館がなつかしいですが、 蒔絵琴などは周辺をぐるりと回って見られたりして、ありがたい。 夕暮れの猿沢池と鷺。目で見るより写真のほうがきれいかもしれません。つづく 新着通信を更新しました。 新着通信をご希望の方はEXHIBITSのページをご覧下さい。 お盆に涼しい東京を後にして、
奈良京都へ行きました。 奈良博の源信展(〜9/3)には愛らしい即乗院の二十五菩薩なども 展示されていて充実した内容でしたが、 いつもながらついでに見る仏像館が圧倒的過ぎた。 今回は寄贈された垂涎の残欠のコレクションも展示されていて 十分すぎる拝観でした。 やっぱナラナラナラハク。 ただし、地元の方にナラハクと言っても通じません。 奈良では博物館と呼んでいらっしゃいます。 この呼び方が不思議とすぐに旧館を思い起こさせるので味わい深い。 新着通信を更新しました。 新着通信をご希望の方はEXHIBITSのページをご覧下さい。 日光東照宮、輪王寺に行きました。
前に行ったのは小学校の遠足です。子供心に「なんて悪趣味なんだ」と驚きましたが、 今回はそれなりに面白かった。 いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」というのだそうですが、 確かに手抜きと隙の無い装飾は見飽きない、というよりは見きれない。 華々しさには外国のお寺に来たような錯覚さえ覚えますが、 修復された三猿や眠り猫は素直にかわいいです。 拝観料なしで入れる常行堂の五智阿弥陀如来は思いがけず素晴らしく、 本来歴史深い寺であることを思い出させてくれました。 平安末、重文です。rinnoji.or.jp/precincts/jyogyodo 新着通信を更新しました。 新着通信をご希望の方はEXHIBITSのページをご覧下さい。 |